臨済宗東福寺派の古刹、承天寺にて坐禅会に参加させて頂きました。
早朝の承天寺は、隅々まで清められ、静寂の中にも凛とした気が流れていました。
坐禅会では、承天寺の上方様より坐禅の基本をご教授いただき、30分二回の坐禅に入ります。
開け放たれた洗濤庭から雨の音を感じながらの静かな時間は、今までの坐禅や瞑想の中でも畏敬の念と共に坐る初めての感覚でした。
それから、坐禅の後は、禅語の『不思善、不思悪』について拝聴しました。
「善か悪か、正か邪か、好きか嫌いか、得か損か。
物事を二元論で考えると思考が柔軟性を失ってしまう。
善悪を思わず、本来をあるがままに見ることの大切さ」を教えて頂きました。
今年11月の『ドラッカー学会in博多』の開催に向けて、「禅・マインドフルネス・セルフマネジメント」のテーマに合わせて、博多の歴史や文化を学び直す貴重な機会を頂いています。
ピーター・ドラッカーが、「セルフマネジメントのゴールとは、精神的な完成を目指す継続学習(修練)であり、一生続いていくものだ」とし、白隠禅師の達磨絵からも共感を得ていたことがつながった瞬間でした。
普段は一般公開されない承天寺を拝観させて頂き、上方様より禅の教えを乞う機会を頂けることに深謝し、これからも学び深めたいと思います。
たくさんの方にもご協力頂き、その出会いも有り難く、ご縁に心より感謝です。
11月の学会の頃は、紅葉が美しい時期だそうです🍁