いつ始まりいつ治るか分からない頭痛…。
日本臨床内科医会の調査でも「日本人の3人に1人は頭痛持ち」であることが分かっています。
慢性頭痛患者の35%は「なにもしないで我慢する」、55%は「薬局で薬を買う」ことで対処をしていることも明らかになりました。
患者の多さもさることながら、9割の人は「我慢する」「薬を飲む」という対処でどうにか過ごしているということです。
私も学生の時は頭痛に悩まされていましたが、母も頭痛持ちだったので似た体質なのだと諦めていました。
ですが、大学の時に心理療法の一つとして学んだマインドフルネスを日々のセルフマネジメントで習慣にするようになってから、気がつけばほとんど薬を飲むまでの痛みは起きなくなっていました。
最新の研究からも、マインドフルネスの実践が効果的な頭痛の対処法となることが明らかになりました。
アメリカのウエイクフォレスト大学医学部の研究によると、片頭痛持ちの患者89人に、瞑想と簡単なヨガを組み合わせた8週間のプログラムを実施したところ、頭痛発作が低減することがわかり、痛みの強度や不安感の程度も低くなることが明らかになりました。
頭痛は仕事や生活に支障をきたすことも多く、薬に頼ることでますます重症化し慢性化している人も少なくありません。
薬や我慢すること以外の対処法のひとつとして、1日の中で数分でもマインドフルネスを取り入れることが改善の糸口になる可能性があります。
朝起きた時、夜休む時のマインドフルネスを、ぜひ生活の中に取り入れてみてください。
YouTubeでも、マインドフルネスのプラクティスを公開しています。説明動画でもマインドフルネスの効果や実践法を分かりやすくご紹介していますのでご覧ください。